「知識」を「知恵」に転換できる勉強へ!
2009年宅建合格に向け勉強をスタートしようとしている受験生の皆さん、こんにちは。
近時、民法を中心とする「権利関係」の出題傾向は、事例・判例・類似制度との比較等その出題形式は多様であり、非常に難しいですね、これは「理解」重視へと移行してきていることを意味しています。
しかし、受験界は相変わらず従来からの出題頻度の高い部分のつまみ食い的な「暗記」主体の、およそ体系的な理解とはほど遠い勉強スタイルの受験指導がなされています。
では、なぜ、旧態以前のつまみ食い的な「暗記」主体の受験指導がなされないのでしょうか。
それは、①ボリュームが多いので多大な時間が必要と勘違いしているためであるし、②理解できる勉強には、講師の力量に依存する度合いが高く、十分な力量を有する講師が少ないためです。
つまり、自己の受験経験に基づく極めて狭い見識による「知識」の切り売りの指導で十分合格するはずであるという誤解によるものです。
そもそも、民法等の各種制度・規定(条文)が、「なぜ・どうして」存在するのか答えられる講師は何人いますか、論文試験にも対応できる体系的な理解をしている講師が何人いますか。せいぜい、ここを「暗記しなさい」と指導するのが関の山でしょう。
初学者の皆さん、正しい勉強方法を身につけてしまいましょう。
特に、再受験の皆さん、どうか、「知識」を「知恵」に転換できる勉強=「体系的理解のコツ」を、真摯にマスターすることを考えてみませんか。
試しに、次の質問に答えられますか。
1、 なぜ、善意者は保護され、悪意者は保護されないのが原則ですか。
2、 では、善意者でも保護されない、悪意者でも保護されるのは、どのような場合ですか、各2つ列挙してみて下さい。
3、 無過失責任制度を、3つ列挙してみて下さい。
これに、瞬時に答えることができるのが理解する勉強方法なのです。
サー、答えは?
*蛇足ですが、講師歴20数年の私でも、答えられた受験生に遭遇したことは有りませんよ。
この答えを知りたい人は、私にお付き合いいただければわかります。
BY 宅建仙人より。